九州南部での大雨被害とコロナ禍における避難者支援に向け、支援者向けツールを公開します
そこでダイバーシティ研究所では、現地におられる方や周辺地域から現地に出向かれる方に利活用して頂くことを想定し、今後、被災された方々への支援に役立ちそうなアセスメントツールやレポートを下記の通り公開することとしました。
ご利用に際して不明な点や、当方へのご要望などがございましたら何なりとお申し付けください。これからもまだ出水期が続きますが、被害が拡大しないことを祈っております。
1.新しい避難様式試算シート
また、当サイトで公開中の、新しい避難様式を提案する
ディスカッションペーパー:コロナウイルスに対応した「新しい避難様式」を考える
災害の専門家による感染のまん延を防ぐ災害時対応のあり方のオンライン討論
新型コロナウイルス感染のまん延を防ぐ災害時対応のあり方を考える
もあわせてご覧ください。
新しい避難様式試算シート
2.避難施設のアセスメントツール
また、ウエブサイトから直接入力し、複数の避難所の状況を一覧できるスプレッドシートを作成、入力された情報を遠隔地で分析し、今後の避難者支援に役立てることも可能です。
詳しくはメールにてお問い合わせください。
・アセスメントのイメージ(PDF)
・災害対応アセスメントWebサイト
https://disaster-response-assessment.an.r.appspot.com/
*当研究所と協働で調査研究してきたコンテンツをベースに、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター制作したデジタル版のアセスメントサイトです。
3.在宅避難者調査シート
ダイバーシティ研究所では以下の災害において避難者生活実態調査を実施しました。
- 熊本地震被災者支援活動 http://diversityjapan.jp/kumamoto2016/
- 大阪府北部地震での在宅避難者生活実態調査(茨木市) http://diversityjapan.jp/ibaraki-report-2018/
- 西日本豪雨(2018/7月)での避難者生活実態調査(広島県坂町) https://diversityjapan.jp/heavy-rain-2018/
広島県坂町で実施した避難者生活実態調査のアセスメントシート(調査票)を公開します。
自由に編集可能となっていますので、被災者支援活動にお役立てください。
避難所アセスメントシート(熊本地震、益城町)(ワードファイル)
避難者アセスメントシート(西日本豪雨、広島県坂町)
4.他のアセスメントツール紹介
新型コロナウイルス 避難生活お役立ちサポートブック
特定非営利活動法人(認定NPO法人) 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク
http://jvoad.jp/wp-content/uploads/2020/06/5a06198f7ed43dc4d5d3d57f86dc6032.pdf
対象者
市町村職員、被災した地域の自治会・町内会役員、NPO、避難施設の管理者、避難者に対応する方、避難者全般
内容:
ひとりひとりが心がけること
避難所の開設に関すること
避難所内で使用できるポスター(三密回避、正しい手洗い)などの附属資料
内閣府 医療・保健・福祉と防災の連携に関する作業グループ第4回
資料1被災者アセスメント調査票
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/pdf/4kai_1.pdf
資料2避難所に関するアセスメント調査票(ラピッドアセスメントシート)
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/pdf/4kai_2.pdf
想定される対象者
市町村職員、避難所の運営を行う方
想定される目的・使用方法
避難所で必要なニーズの把握や環境整備を目的として、避難所の避難者の状況や避難所の環境について日々記録し、必要な支援や物資の要請に用いる。
自治体国際化協会「災害時の多言語支援のための手引き2018」
対象者
市町村職員、NPO・避難施設の管理者、避難者に対応する方
内容:
外国人への支援についての留意点
避難所等を巡回し情報提供するための手引き
*56ページに避難所巡回時に使用する「巡回レポート」の様式が掲載されています。