新しい避難様式試算シート

この試算シートは、どのように避難のあり方や避難所の環境改善を進めるのかを検討する時に、
避難所収容人数の見直し等の状況の変化を把握するための参考としてご利用いただくことを目的としています。

◆避難所1人あたりの面積について
この試算シートでは1人あたりの面積を、現行計画:1.65㎡ 感染症対策あり1:3.3㎡ 感染症対策あり2:7.7㎡としています。

・1.65㎡:中央防災会議の防災対策実行会議(2018年年3月)「洪水・高潮氾濫からの大規模・広域避難検討ワーキンググループ」検討資料より。畳約1畳分に相当。
・3.3㎡:畳約2畳分に相当。(参考:スフィアハンドブックの最低基準:3.5㎡)
・7.7㎡:約半径1.5メートル以内に他の人が入らない広さとして仮定

◆数字の入力について
・オレンジとピンクのセルはエクセルのように自由に編集が可能です。
・セルをクリックして数値を入力すると他のセルの数値が変化します。
・薄いブルーの「1人あたり面積」も変更が可能です。実情にあった数値を入力してください。
・ページをリロード(再読み込み)すると初期状態に戻ります。

①避難所収容人数の見直し試算シート

・感染症対策を講じた場合に、現在の想定から収容人数がどの程度変化するのかを確認します。
・収容人数が減じた数は、避難所の数や避難のあり方を見直す必要がある人数と考えられます。
・地域防災計画等で示されている数値は、市町村により異なります。
・元となる情報の種類に応じて、試算シートをご利用下さい。

◆避難所の収容人数が判っている場合


◆避難所の総床面積が判っている場合


◆被害想定で避難者数が予測されている場合



②[時系列]避難者数の変化の試算シート(熊本地震における熊本市での避難者数推移に基づく)

熊本地震における避難所の避難者数の変化(ピーク時からの推移)を係数として、時間の経過とともに避難者数がどの様に変化するかを試算します。

避難者数出典:熊本市平成28年熊本地震に関する災害対策本部会議資料(第1回〜第63回)避難所避難者数よりダイバーシティ研究所が編集

◆感染症対策をした時に不足する収容人数
・現行計画において、予想されている避難者数のピークが避難所の収容可能人数を上回っている場合もあります。
・この場合は、ピークの時点で過密状態になります。
・感染症対策をした場合に、どの時点まで過密状態が続くことになるかを試算します。
・表:数字がプラス表示 →不足する人数(過密状態)、数字がマイナス表示 →過密状態は解消



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