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一般財団法人ダイバーシティ研究所 メールマガジン
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Vol.199 (2025年11月21日発行) |
事務所は必要か?
コロナ禍で在宅ワークが増えた際、「職場に通う」とか「自分の机に向かって仕事をする」ということの意義が問い直されました。当研究所でも大阪事務所は2年前にバーチャル化し、電話の受付は代行会社に委託しました。東京事務所も12月より、これまでより面積を縮小して同ビル内に移転することとしました。(事務所移転の詳細は本文「お知らせ」をご参照ください)
日本では多くの人にとって、職場と住まいが分離したのは戦後のことではないでしょうか。東京や大阪では明治末期から、郊外に住まいを設けて都心に通う生活が徐々に広がりましたが、当時の鉄道は貨物や寺社仏閣への参拝客を運ぶことが主な目的でした。仕事のためにわざわざ職場に出かけるというのは高度経済成長期に定着したもので、それほど長い歴史があるものではありません。これまでのやり方にこだわらず、新しい働き方や暮らし方が広まれば、後世の歴史家から「コロナ禍は働くことの意味や住まうこと、人と会うことの意味を考えるきっかけになった」と評されるかもしれません。 一方で、人と人とが空間をともにすることで何か新しいことが生まれる、ということの重要性も、私たちはコロナ禍で改めて気づいたように思います。オンラインでのコミュニケーションも工夫次第で新たな化学反応は生まれると思いますが、どうしても目的や時間を限定した場づくりになりがちです。目的を絞らない余白のある時間は対面でのフィジカルな空間をともにした方が持ちやすく、イノベーションも生まれやすいのではないでしょうか。中大兄皇子と中臣鎌足がともに蹴鞠をしなければ、いまの日本の形は変わっていたでしょう。 コロナ禍の前は事務所に行くと、エレベータやトイレで他団体の人と出会って雑談をしたり、直接は関係のない掲示物を見て新たな取り組みに気づいたりしたものでした。少し狭くなった事務所ですが、ここから新しい「何か」を産み出したいと思っています。(といっても、田村は出張ばかりでほとんど事務所にはいないのですが。。。) ダイバーシティ研究所 代表理事
田村太郎
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【田村登壇のイベント1 2025年11月2日 大阪市、オンライン】
第62回全国隣保館近畿ブロック研修会
隣保館の福祉の向上や人権啓発の住民交流の開かれたコミュニティセンターとしての役割について、共通認識をさらに高めることを目的とした近畿ブロックで行われる研修会に田村が登壇します。隣保事業士及び隣保事業士認定講習を受講しようと考えている方も参加可能です。
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【田村登壇のイベント2 2025年12月6日 栃木県鹿沼市】
令和7年度多文化共生講座 ちがいを知って“しなやかに”いきよう!
外国人住民も日本時住民も暮らしやすい「多文化共生社会」について学ぶ講演会とランチミーティングに田村が登壇します。当日はブラジル料理のお弁当と各国のお茶が用意されています(1,000円が昼食代としてかかります)。在住・在勤地域にかかわらず参加可能です。
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【田村登壇のイベント3 2025年12月13日 三重県鳥羽市】
避難所における外国人住民受入訓練
災害が起きた際に、外国人住民が避難所を訪れたらどう対応するか、実践し体験的に学ぶ訓練に田村が登壇します。当日は講義と訓練の2部構成となっています。在住・在勤にかかわらず参加可能です。 |
【田村登壇のイベント4 2025年12月15日 オンライン】
HAPIC オンラインセッションvol.9 グローバルな視点から考える「人」の移動とまちづくり~地域から始まる共生のヒント~
地域での実践を手がかりに、国内の多文化共生とグローバルな国際協力・移民政策の双方の視点から、これからの地域に求められる取り組みのヒントを探るセッション(JANIC多文化共生ワーキンググループ)に田村が登壇します。オンライン開催で、後日アーカイブもご覧いただけます。
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【お知らせ1 】
東京事務所移転のお知らせ
2025年12⽉1⽇より東京事務所が移転します。同じビル内の5階から6階への移動ですので、階数以外の住所や電話番号、FAX番号の変更はありません。郵便物等をお送りいただく際は変更をお願いします。 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 アバコビル6F Tel: 03-6233-9540 Fax: 03-6233-9560 なお、従前通り、在宅ワークを基本としていますので、基本的にご連絡はメールにてお願いいたします。メールアドレスは、office(at)diversityjapan.jp ((at)を小文字の@に変換してください)です。 |
【お知らせ2】
「消防研修」第115号に田村が寄稿しました
日本貿易会が発行する「日本貿易会月報オンライン」最新号(2025年11・12月号No.831)の特集「外国人材とともに働く」に田村が執筆した「ダイバーシティ&インクルージョンと外国人―持続可能で活力ある組織づくりの視点から―」掲載されました。ぜひご笑覧ください。
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【お知らせ3】
助成金情報:地域創造基金さなぶり「グランパ基金」(12/26締め切り)
地域創造基金さなぶりでは、遺贈による寄付を原資として、外国ルーツの人々やこどもへの支援、被災地支援活動へ助成する「グランパ基金」を設立しました。2026年度に実施される活動に、最大500万円が助成されます。詳しくは下記Webサイトをご覧ください。 |
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