メールマガジン 2016.8月号

「ダイバーシティ」「地域のSR」等についての情報を月刊でお届けしています。

◆◆━━━━━━━━━━━━━ http://www.diversityjapan.jp
Diversity = Energy for Community & Organisation
ダイバーシティ研究所◆メールマガジン Vol.121
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2016.8月号]

「平成28年(2016年)熊本地震」で被災された皆さまにお見舞い申
し上げます。

ダイバーシティ研究所では4月14日の発災直後から被災者、特に高
齢者・障がい者等の要援護者の方々への支援活動を熊本県益城町で
続けてきました。5月には益城町内の特に被害が大きい地域で、避
難所を利用せず自宅の敷地内などで生活する世帯への大規模な聞き
取り調査(1,243世帯/3,195人)を実施し、家屋の危険度判定で
「要注意」以上世帯の56%が自宅や納屋等の必ずしも安全が確保で
きない場所に暮らしている実態を明らかにしました。

「軒先避難者」とも名付けられた避難生活の全容を明らかにしたの
は初めてのことで、新聞・テレビでも取り上げられ、その後、二次
災害時の避難や高齢者の一時利用のための「被災者支援拠点」整備
につながりました(益城町に4カ所設置)。被災者支援は避難所と
いう点でなく地域という面で考え、地域を支える「被災者支援拠
点」が必要であることを従来より提唱してきましたが、図らずも今
回、具体的なかたちにすることができました。

また、7月末には避難所で生活する避難者への聞き取り調査(364世
帯/915人)を実施し、仮設住宅への移行が決まっている世帯の42
%が高齢者のみ世帯であることが判明しました。益城町の全仮設住
宅(1,492戸)では27%が高齢者のみ世帯になると推定しており、
仮設住宅での高齢者に対する生活支援の必要性を唱えるとともに、
今後、具体的な支援活動にも継続して携わっていく予定です。

トピック1も併せてご覧ください。

理事 中村満寿央

◆トピックス◆━━━━━━━━━━━━━━━【転送歓迎】━

1 熊本地震 避難者聞き取り調査結果をプレスリリースしました。

2 田村太郎が登壇します。
人権シンポジウムin仙台
東北の「みらい」を見据えて-若者たちが発信する復興支援
【必見!】爆笑コメディアンと田村のトークライブもあります!

3 NNネット連続SRセミナー第2回
『メガスポーツイベントと持続可能性調達』

4 人を大切に eラーニング エッセンシャル版

5 これからの地域自治を考える
~ソシオ・マネジメント第3号
『小規模多機能自治 総働で人「交」密度を高める』
読書会&しくみづくりを学ぶ~

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[委託事業]――――――――――――――――――――――――
1◆熊本地震 避難者聞き取り調査結果をプレスリリースしました。
http://diversityjapan.jp/kumamoto2016/
http://www.nippon-foundation.or.jp/news/pr/2016/96.html
―――――――――――――――――――――――――――――
当研究所は日本財団からの委託事業として、熊本地震支援活動を実
施しております。8月24日に避難者聞き取り調査結果をプレスリ
リースしました。

熊本地震による被災者が仮設住宅へ生活拠点を移行した後の被災者
の生活支援のための実態を把握することを目的に、避難所に避難し
ている世帯364世帯(915人※)への調査を実施。調査結果と今後の
取り組みを発表しました。

本調査は7月29日から8月5日、12カ所の避難所を利用している避難
者を対象に聞き取り調査を行ったもの。避難世帯の今後の住居への
見通し及び、高齢者、要援護者、医療・福祉ニーズの状況把握を行
いました。

この調査により、仮設住宅へ移行予定の世帯の42.1%、77世帯(12
1人)が高齢者のみの世帯であること、121人中16人が要援護者であ
り医療福祉ニーズが高いこと、また避難者915人中99人が要援護者
(認定、手帳交付等)であることが判明。一方、益城町内の仮設住
宅団地アセスメント調査では、公共交通機関で病院・診療に行くこ
とが困難な仮設住宅は5カ所と、仮設住宅移行後の課題が明らかに
なりました。

◇詳細はこちら↓
http://diversityjapan.jp/kumamoto2016/
http://www.nippon-foundation.or.jp/news/pr/2016/96.html

[講師派遣]―――――――――――――――――――――
2◆田村太郎が登壇します。
人権シンポジウムin仙台
東北の「みらい」を見据えて-若者たちが発信する復興支援
【必見!】爆笑コメディアンと田村のトークライブもあります!
http://www.jinken.or.jp/archives/10595
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田村太郎が仙台にて登壇します。お笑いコンビの爆笑コメディアン
とのトークライブもあります。必見です!

東日本大震災から5年を迎えた今、月日が経過するにつれて被災地
に対する関心の低下や地域間の復興の進捗状況などの格差などが問
題視されています。一方で、震災で深刻な被害を受けた被災地の若
い世代が中心となって故郷の復興のためのボランティアやまち興し
のイベント企画など、様々な復興活動に取り組んでいます。

本シンポジウムでは、復興支援に取り組んでいる次代を担う若い世
代の方々に登壇いただき、若い世代の視点から被災地の現状や復興
の状況、震災復興への想いについて発言してもらうとともに、人権
尊重の観点から今後の復興支援のあり方などについて考えます。

◇日 時:2016年9月10日(土)13:30-16:30(開場12:30)
※事前申込制/先着順
◇場 所:仙台国際センター 大会議室「橘」
〒980-0856 仙台市青葉区青葉山無番地
http://www.aobayama.jp/access/

◇主 催:法務省/全国人権擁護委員連合会/仙台法務局/宮城県人
権擁護委員連合会/公益財団法人人権教育啓発推進センター

◇プログラム(予定)
第1部 シンポジウム
テーマ:東北の「みらい」を見据えて
-若者たちが発信する復興支援-
【パネリスト】
鈴木健大さん(とどろき学習室・よこはま学習室代表、
香川大学地域連携戦略室特命准教授)
斉藤祐輔さん(特定非営利活動法人 底上げ 副理事長)
市川文章さん(東北学院大学災害ボランティアステーション
学生スタッフ副代表)

【コーディネーター】
田村太郎(一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事)

第2部 トークライブ
・爆笑コメディアンズ
(宮城県住みます芸人/
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属)
・田村太郎(一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事)

2012年より宮城県に移住し「笑い」を通して復興支援に挑む二人と
コーディネーター田村太郎のトークライブをお楽しみください。

◇詳 細:http://www.jinken.or.jp/archives/10595

[広報協力]――――――――――――――――――――――――
3◆NNネット連続SRセミナー第2回
『メガスポーツイベントと持続可能性調達』
http://sr-nn.net/archives/4458
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NNネットからのお知らせです。

連続SRセミナー2016・持続可能社会にむけた4つのテーマ

- 持続可能な開発目標(SDGs)
- メガスポーツイベントと持続可能性調達
- ビジネスと人権に関する指導原則
- 「持続可能な調達」規格-ISO20400

今回は第2回『メガスポーツイベントと持続可能性調達』のご案内
です。

世界最大規模のスポーツイベントであるオリンピック・パラリンピ
ック競技大会では、近年、持続可能性を全面に掲げて、その運営計
画や調達コードを策定しています。世界中の注目が集まるメガス
ポーツイベントをきっかけに持続可能な社会づくりを実現しようと
いう機運も高まっています。本セミナーでは、ロンドン大会、リオ
大会、そして東京大会をテーマに、メガスポーツイベントにおける
持続可能性の取り組みについてお話を伺います。

◇日 時:2016年9月20日(火)18:00~20:00(開場17:45)
◇会 場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)(1F)
東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F
http://www.geoc.jp/access/

◇登壇者:
・崎田 裕子氏
(特定非営利活動法人 持続可能な社会をつくる元気ネット)
・黒田 かをり氏
(一般財団法人 CSOネットワーク・NNネット幹事団体)

◇定 員:50名(定員になり次第締切)
◇参加費:2,500円 / NNネット会員:500円
◇主 催:社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク(NNネット)
◇詳 細:http://sr-nn.net/archives/4458

[広報協力]――――――――――――――――――――――――
4◆人を大切に eラーニング エッセンシャル版
http://www.hurights.or.jp/japan/aside/e-learning/
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ヒューライツ大阪よりお知らせです。

ヒューライツ大阪は、人権eラーニング教材「人を大切に eラーニ
ング エッセンシャル版」をアムネスティ・インターナショナル日
本と共同制作しました。

CSRにおける人権尊重の課題がますます重要になってきています。
人権課題に取り組むには、社員の理解と協力、つまり社内浸透とそ
のための社員研修が必要になります。社員研修の方法はさまざまで
すが、事業所が各所にちらばっている、時間と場所が限られている
等の限定された条件の中で、eラーニングによる研修は一定の効果
を見込むことができます。また、グループワークなど他の方法と組
み合わせることで、さらに効果あるものとなります。

■eラーニング教材のポイント

・発行部数15000「人を大切にー人権から考えるCSRガイドブック」
をベースにしています。
・クイズを通して双方向に学ぶことができ、人権デュー・ディリジ
ェンスもわかります。
・「人を大切に」の本文関連部分を任意で参照できます。
・社内のLMSに組み込んで活用できます(SCORM版)。
・LMSのない環境でも、社内イントラネット等で活用できます(HTML版)。
・パソコンのない環境で印刷して使用可能な画面データも添付して
います。
・「人を大切に」冊子版全編のPDFデータもオプションで添付します。

◇詳 細:http://www.hurights.or.jp/japan/aside/e-learning/

[広報協力]――――――――――――――――――――――――
5◆これからの地域自治を考える
~ソシオ・マネジメント第3号
『小規模多機能自治 総働で人「交」密度を高める』
読書会&しくみづくりを学ぶ~
http://blog.canpan.info/cpforum/archive/660
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IIHOEからのお知らせです。

NPO・行政・企業・自治体の方にとって、地域づくりの参考書とな
る、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]発行のソシオ・マ
ネジメント第3号『小規模多機能自治―総働で、人「交」密度を高
める』を読み込むための読書会を開催します。
あわせて、これからの地域自治を支えるしくみづくりを学ぶ機会と
して、地域自治の進化と支援組織の役割について、岡山NPOセン
ターの石原達也さんに岡山県での事例をご紹介いただく、豪華な組
み合わせとなっています。

◇日 時:2016年9月26日(月)講座13:00~17:00(開場12:45)
懇親会&見本市17:30~19:00
◇場 所:日本財団ビル2階会議室1-4
http://www.nippon-foundation.or.jp/who/about/access/
◇対 象:自治体職員、地域づくり団体の役員、
市民活動・地域活動を支援する団体の役職員、
その他このテーマにご関心がある方ならどなたでも
◇定 員:50名
◇参加費:講座&懇親会2,500円 講座のみ2,000円
(事前決済、キャンセル不可)
◇主 催:日本財団CANPANプロジェクト
IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]

◇申込み:http://canpan20160926.peatix.com
※お申し込み後、Peatixからメールが届きますので、
必ず確認してください。
※事前決済のキャンセルは受け付けておりませんのであ
らかじめご了承ください。

◇参加条件:事前にソシオ・マネジメント第3号をご購入いただき、
お読みください。
【同誌の購入方法】 冊子版とPDFデータ版がございます。
PDFデータ版(500円・税別)
https://www.dlmarket.jp/products/detail/344224
冊子版(600円・税・送料別)
http://blog.canpan.info/npomanagement/archive/222
※追加でご購入をご希望の方には、当日会場でも販売します。

◇懇親会&見本市17:30~19:00
・参加者同士の交流
・支援者の支援技能やプログラム「見本市」

◇お問合せ先:日本財団CANPANプロジェクト 藤川・山田
E-mail:canpanforum@canpan.jp
※お問合せはメールでお願いします。

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【編集後記】パラリンピックが始まりますね。私は「ボッチャ」と
いう競技に興味があります。ちょっとカーリングに似ているのです
が、氷の上でなく床の上で行います。絶妙なボールさばきに驚く
シーンが数多くあります。日本ボッチャ協会のHPを見たら、日本代
表チームは「火ノ玉JAPAN」と命名されたそうです。かっこいいで
すね。がんばれ火ノ玉JAPAN!
詳しく知りたい方はリンクをご覧ください。
http://japan-boccia.net/ (日本ボッチャ協会)
http://www.jsad.or.jp/paralympic/sports/boccia.html
(日本パラリンピック委員会)
(編集担当・柳澤)
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