KANSAI’s Got Talent!のマッチングイベントが、12月17日に行われました。
インターンシップ受け入れ希望11社を含む38社、50名の皆様にご参加いただき、全ての学生のマッチングが成立する結果となりました
笑いあり、涙あり?のイベントの模様をお伝えします。

 

2019年1月11日のNHKワールド NewsLineにて紹介されました

2019年2月14日の読売新聞夕刊で紹介されました。
留学生ビジネスの現場へ  : 地域 : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/feature/CO036739/20190222-OYTAT50015/

第一部 講話「外国人材の最前線」

第一部では、弊所代表理事田村より、今回の入国管理法の改正を踏まえながら講話を差し上げました。外国人材の現状や、今後求められるものとは何か。下記リンクからご覧ください。

講話内容へ

第二部 留学生の考えるビジネス・プラン発表会

第二部では、留学生たちが約2か月をかけて、各方面のプロや業界人による講習を受けながら考え抜いたビジネス・プランを発表しました。

劉 洋/リュウ ヨウ(中国)
プラン名:「お酒を飲みましょう!」
中国では現在、日本酒がブーム!清酒発祥の地、伊丹での観光を通じて、中国に毎年600人の「伊丹ファン」を作ります!

ウェイウェイ(内モンゴル)
プラン名:「北摂の隠れた魅力」
北摂の自然を活かして「北摂ハイキングナビ」を構築し、嵐山に負けない観光スポットにしていきます!

龔 育慈/カン ユーツー(台湾)
プラン名:「池田市GooDay Young App~自転車の旅~」
池田市には魅力がたくさん!日本人と交流したい外国人と、外国語を勉強したい日本人大学生をガイドとしてマッチングして、池田を盛り上げます!

曹 憬峰/ソウ ケイホウ(中国)
プラン名:「別れる前に、茨木の名を教えて-茨木市での文化体験の旅へ行かへん?-
「光の教会」や川端康成の旧家など、茨木市は文化に溢れています。茨木市を「聖地」化し、魅力を拡散します!

程 雅芝/テイ ガシ(中国)
プラン名:「北摂の百貨店内における外国人観光客向け文化コーナーの設置」
アルバイト先の百貨店では、小さな子供や高齢者を連れ、苦労しながら
ショッピングする姿をよく見ます。
店内に託児所や休憩スペースを兼ねた文化コーナーを設置して、リピーター増を目指します!

パン ソンヨン(韓国)
プラン名:「ローカルホストと見つける北摂の小確幸」
韓国の若者は、結婚、恋愛、就職をあきらめた「三放世代」と呼ばれ、閉塞感が高まる一方、「小確幸(小さくても確実な幸せ)」という考え方が流行しています。ローカルホストと1日を過ごすプランで、韓国で流行中のを、北摂で提供します!

本番直前、緊張しています。

最後の練習、「もうダメかも!」

パネルディスカッション


有識者や先輩企業家の方々から、それぞれのプランに対して「ツッコミ」をいただきました。
各プランの良いところに言及いただいた他、「どれもビジネスとしては成立しない」など、厳しいお言葉もいただきました。

第三部 マッチングタイム

マッチングタイムでは、6名の学生に対し、11社が事前調整なしの「ガチンコ争奪戦」を繰り広げました!一名の学生に対し、最大4社が競合するなど、マッチングは熾烈を極めました!

マッチング成立ペア
劉 洋/リュウ ヨウ  :伊丹まち未来株式会社
龔 育慈/カン ユーツー:株式会社南海国際旅行(4社競合)
ウェイウェイ     :モリヤマカオルデザイン室
曹 憬峰/ソウ ケイホウ:NPO法人Homedoor
程 雅芝/テイ ガシ  :能勢電鉄株式会社(2社競合)
パン ソンヨン    :株式会社フードピクト(2社競合)
※競合した場合は、学生本人の意思を尊重(逆指名制度)

企業から提出された「投票用紙」を引きます!

逆指名するカンさん


今回のマッチングイベントを通じて、学生たちはビジネス・プランの作成についてのスキルはもちろん、この過程を通じて地域への愛着がわき、関西に定住したいという気持ちを強くしたようです。
また、企業の皆様からは、外国人を雇うということについて「漠然とした不安を持っていたが、実際に会話をする中で、優秀さや真面目さなどを知ることができ、検討に向けての良いきっかけに
なった」とのご意見を頂戴しました。一方、在留資格等の「手続関連が煩雑な印象」は残っており、今後外国人材を活用していく上でこうした点を含めた取組が必要であることが見えてきました。

ダイバーシティ研究所は今後もCARESコンソーシアムと連携しながら、取組を進めてまいります。次回にもご期待ください!