当研究所の活動や「ダイバーシティ」についての情報を月刊でお届けしています。
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Diversity = Energy for Community & Organization
ダイバーシティ研究所◆メールマガジン Vol.129
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2017.5月号]
4月から派遣研修生として赴任している山添です。
熊本地震支援活動の一環として5月13日に「熊本地震におけるコミ
ュニティ復興支援事業キックオフフォーラム」を開催しました。地
元6団体への支援を始めるにあたり活動計画を発表するもので、11
月には事業報告のフォーラムを予定しています(詳細は次項目の事
業紹介参照)。
もちろん、今回の支援先やフォーラムの参加者というのは限られて
います。しかし、完璧なことができなくても、それぞれができるこ
とをやっていくことが、復興という大きな目標につながっていくと
いう印象を持ちました。
私は事務局としての参加でしたが、自分がどこまでできるかが最終
的なクオリティに直結するという発見がありました。これまでは、
自分の外側に何か完全なシステムが存在していて、いざというとき
は問題を解決してくれると思っていたのです。
現地を訪れたときに、「役所が情報をすべて出しても、住民の方
は、役所はもっとよく知っていて出していないだけと思っている」
と聞きました。本当に答えを知っている人はいるのでしょうか。で
は、自分一人で何ができるのか、となったときに力を発揮するの
が、顔の見えるつながりだと思います。
今回のフォーラムが、関係者の方が集まって、つながりを作り、ま
た深める一つの機会になれば嬉しく思います。
研究員 平成29年度外部研修生(兵庫県尼崎市)山添 杏子
◆事業紹介◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
– ダイバーシティ研究所で展開中の事業を毎号1テーマご紹介
【熊本地震からの復興に向けた被災地支援事業】
熊本地震から一年が過ぎようとしています。当研究所ではおよそ半
年間に渡り、特に被害の大きかった熊本県益城町を中心に被災者支
援活動を展開しました( http://diversityjapan.jp/kumamoto2016/
参照)。避難所が解消された段階で一旦区切りをつけ、昨年末より
復興に向けた支援事業を新たに企画し、今年2月より実施していま
す。
大規模災害からの復興期においては、多様な被災者への配慮不足や
情報・コミュニケーション不足による混乱で弱い立場の人ほど復興
が遅れる課題が従来より指摘されています。残念なことに熊本にお
いても仮設住宅での孤独死が発生しており、今までに熊本市の「み
なし仮設住宅」で5名、益城町の応急仮設住宅で1名の方々が亡く
なったと報道がありました(4月4日、毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170404/k00/00e/040/237000c )。
こういった厳しい現実課題の解消に向けて、「中山間地型」「郊外
型」「都市型」の3地域を選定し、地元の団体による活動を助成す
る中で、「仮設住宅」と「復興まちづくり」の2種類の支援モデル
の構築を図り、他地域での展開を促進する事業を開始しました。具
体的には、企業寄付と日本財団からの助成を受け、南阿蘇村、益城
町、熊本市において、自治会や見守り活動から漏れがちな「テーマ
型」のコミュニティ活動や、住民による復興ビジョン策定やコミュ
ニケーション促進のための活動を行う団体に助成すると共に、(特
活)神戸まちづくり研究所 http://www.kobe-machiken.org/ 、
(特活)日本都市計画家協会 http://www.jsurp.net/ja/ の協力を得
て、神戸・中越・東北の復興に携わったアドバイザー派遣を実施し
ます。
既に熊本市、益城町、南阿蘇村の計6支援団体が選定され、5月13
日に熊本市内で開催した「熊本地震におけるコミュニティ復興支援
事業キックオフフォーラム」で事業内容を発表し、開始の運びとな
りました。当日は50名の参加があり、支援団体間やアドバイザーと
の交流を深めることができました。今後、アドバイザーの支援を受
けながら本年11月まで事業を実施します。支援団体による事業の詳
細はWebサイト( http://diversityjapan.jp/forum20170513/ )
をご参照ください。これからも当メールマガジンやWebサイトで活
動をお伝えしていきます。
◆お知らせ1 主催事業のご案内◆━━━━━━━【転送歓迎】
【社会イノベーター・スタートアップ講座 in 浜松】
浜松を中心に若者や外国人の地域参画で新たなムーブメントを起こしている
「グローバル人財サポート浜松」(堀永乃代表)との共催で、地域の課題を
事業的な手法で解決する「社会イノベーター」の養成講座を浜松で開催します!
6月21日、28日、7月5日の全3回。3回とも田村が登壇します。また第2回には
佐藤真琴さんなど地元で活躍するイノベーターが、第3回には多文化共生や
ダイバーシティ分野にも造詣が深い経団連参事の井上さんも登壇されます。
浜松まで来られる方でしたら浜松以外の方も歓迎です!
日時 平成29年6月21日、28日、7月5日 水曜日 19:00 – 21:00
場所 浜松学生ボランティアセンター(浜松市市民協働センター2F)
対象 浜松の現状に問題意識はあるが具体的な行動の糸口が見つからない学生や、
すでに課題解決型の事業を始めているがうまくいかないと感じている人、
新規に事業を立ち上げて従業員の働き方改革にとり組みたい企業人など
定員 学生20人、一般・社会人30人
内容 ゼミ形式で課題解決型の事業計画づくりを学びます。
第1回 総論・ワークショップ
第2回 ケーススタディ「経営できる事業化計画とターニングポイント」
ゲスト 佐藤真琴((株)PEER代表取締役)
渡邊一博((株)こころ代表取締役)
NPO法人代表理事 ※現在調整中
第3回 事業計画の作成と相互評価
コメンテーター 井上 洋(経団連参事)
講師 田村太郎氏(ダイバーシティ研究所代表理事)
受講料 学生無料、一般・社会人 5,000円
申込み お名前・ご連絡先、受講参加理由を記載のうえ、
メールにてinfo@globaljinzai.or.jpへお申込みください
お問い合わせ info@globaljinzai.or.jpまで
主催 一般財団法人ダイバーシティ研究所
一般社団法人グローバル人財サポート浜松
共催 学生FRESH
※学生FRESHは浜松学生ボランティアセンターを運営している大学生による学生団体です
◆お知らせ2 田村登壇のイベント案内◆━━━━━━━【転送歓迎】
【人権啓発講演会】
震災と外国人の人権
– 多文化共生時代に求められる災害時対応とは –
南海トラフ巨大地震が叫ばれている昨今、災害時における人々の人
権や多文化共生時代に求められる災害時対応について、われわれは
何をしなければいけないのでしょうか。
「地域に暮らす外国の人と今後どのようにしてともに地域をつくっ
ていくのか?」震災はもとより日本で暮らす外国人の課題を知り、
多様性に配慮のある誰もが暮らしやすい地域づくりについて、みな
さんと一緒に考えていきましょう。
日時:2017年5月27日(土)
13時30分 – 泉南市人権啓発推進協議会 総会
14時30分 – 人権啓発講演会
場所:大阪府泉南市総合福祉センター(あいぴあ泉南)1階 大会議室
〒590-0521 泉南市樽井一丁目8番47号
(Tel 072-485-0707 fax 072-485-0909)
入場料・申込み:無料(手話通訳、一時保育あり)
講師:田村 太郎(一般財団法人 ダイバーシティ研究所 代表理事)
<申込み・問合せ>泉南市人権推進課
電話/FAX 480-2855/482-0075
E-mail jinken@city.sennan.lg.jp
◆お知らせ3 関連団体の研修会案内◆━━━━━━━━━━【転送歓迎】━
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ソシオ・マネジメント・スクール2017年夏季コース
「企業の社会責任(CSR)への取り組みの進化」
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国内外のケーススタディーから学び、改善を積み重ねて、自社のCSRの
取り組みをさらに進めていきましょう!
<2016年受講者の声より…>
*川北さんのネットワークから、自社の課題に合った企業をご紹介いただき、
6社訪問・インタビューできました。本当に勉強になりました。
数あるCSR研修の中でもっともお勧めです。
*とにかくgood practiceの共有事例が多くて、非常に勉強になりました。
参加者とも推進の話を共有できて、視野が開けた気がします。
【対象】
企業のCSR担当マネジャーの方々。
【日時】
第1回:7/4(火)13時-20時、第2回:8/8(火)15時-18時、
第3回:9/5(火)15時-18時(全3回)
【会場】
日本財団 2F会議室(東京都港区赤坂1-2-2)
【受講料】
お1人35,000円(税別)
*受講料には第1回の夜の軽食代を含みます。
【主なトピック】
受動的対応から能動的価値創出へ/人権への取り組みをどう進めるか
(欧州の市民は何を求めているか)/ベスト・プラクティスから学ぶ
(第三者意見をどう生かすか)
【講師】
川北秀人(IIHOE代表者)
【主催】
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
【共催】
日本財団CANPANプロジェクト、(特)岡山NPOセンター、
中国5県中間支援組織連絡協議会
【お申し込み】
下記項目にご記入の上、office.iihoe@gmail.com にお送りください。
締め切りは、2017年6月27日(火)です。
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「企業の社会責任への取り組みの進化」参加申し込み
・ご所属企業名
・部署名
・役職とお名前:
・請求書・領収書お宛名:
・連絡先電話番号:
・連絡先メールアドレス:
・請求書送付先住所:
・備考
————————–
*通常、お申込みから2日以内に受領のご連絡をメールでお送りします。
誠に恐れ入りますが、未着の場合はご一報ください。
★本スクールの情報については、以下をご参照ください。
http://blog.canpan.info/iihoe/category_30/1
★お問合せは、以下にお願いいたします。
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
Eメール:office.iihoe@gmail.com 電話:03-6280-5944
◆お知らせ4 田村登壇のイベント案内◆━━━━━━━【転送歓迎】
【復興庁主催・復興フォーラムin大阪】
リレートーク&ランチミーティング
とにかく東北に行こう! - みつけた、私の『たからもの』 –
ボランティア、スタディツアー、インターン、企業からの出向等、
様々な形で東北へ 訪れた方々から、東北へ訪れたきっかけや、
訪れてみて感じた東北の魅力、自分が 感じたこと、得られたこと
などを、事例発表形式でお伝えします。ぜひこの機会に、東北の魅力に
触れてみてください!
日時:6月12日(月) 午前10時~12時15分 ※ランチミーティングは12時20分~12時45分
会場:大阪国際会議場 (グランキューブ大阪) 小会議室(12階)
登壇者:学生ボランティア、インターン、企業からの派遣などで東北を訪問した方と
現地で受け入れコーディネートにあたった方々
コーディネーター 田村太郎(ダイバーシティ研究所代表理事)
参加無料
イベント終了後は、登壇者の方ともっと気軽にお話できるよう、会場全体で、
ランチミーティングを開催します。ご参加お待ちしてます!
問い合わせ:復興庁ボランティア・公益的民間連携班
TEL:03-6328-0274 E-mail: i.volunteer@cas.go.jp
◆お知らせ5 関連団体のイベント案内◆━━━━━━━━━━【転送歓迎】━
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神戸から未来へ、チャイケモ色でつなごう!
チャイルド・ケモ・ハウス チャリティウォーク2017
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小児がんなど病気とたたかう子どもと家族のための施設「チャイルド・ケモ・ハウス」を
応援するチャリティイベントです。田村も理事として活動に参加しています。
チャイケモウォークは今年で記念すべき第5回を迎えることができました。
これも皆さまのあたたかいご支援とたくさんのご参加のおかげです。
今年もたくさんの皆さまのご参加をお待ちしています!
大人も子どもも、みんなでわいわい、おそろいのTシャツで楽しく神戸の街を歩きましょう
日時=2017年6月10日(土)
スタート会場=神戸ハーバーランド「スペースシアター」
ゴール会場=デザインクリエイティブセンター神戸「KIITO」
受付時間=9時から9時45分(9時開場)
参加費=大人2,000円、子ども(中学生以下)1,000円
詳細はこちらから↓
http://www.kemohouse.jp/file/2017walk.pdf
お問い合わせ・お申込み
下記ウエブサイトからお申し込み、またはE-mail、FAXでお問い合わせください。
http://www.kemohouse.jp/walk2017.html
E-mail:walk@kemohouse.jp
FAX:078-330-8430
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ます。
※当メルマガへのご意見・お問い合わせは、下記連絡先までお寄
せ下さい。
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発行日:不定期
発 行:一般財団法人ダイバーシティ研究所(DECO)
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