一般財団法人ダイバーシティ研究所 メールマガジン
当研究所の活動や「ダイバーシティ」についての情報をお届けします

2020年5月号 (Vol.160)
 
巻頭言
 
在宅ワーク・悲喜こもごも
 
5月号のメールマガジンをお送りします。
 
コロナ対応による経済の停滞が、これから先も様々な分野で大きな影を落としそうです。
私たちなりの「新しい生活様式」と向かい合い、人の多様性に配慮のある社会への歩みが
止まることのないよう、これからもますます社会に目を凝らし、できることをしっかりと
取り組んでいきたいと考えています。
 
前回のメールマガジンでオンラインでの研修について案内させていただきましたところ、
ウエブを通して研修や講演に対応させて頂く機会も少しずつ増えてきました。ご依頼頂き
ましたみなさま、ありがとうございます。一方で、すでにご依頼いただいていた事業の
中止のご連絡も相次いでいて、まだ先が見えない不安が続いております。
 
みなさんはいかがでしょうか。
 
ダイバーシティ研究所では、ご自宅などで自由な時間に学習して頂けるテキスト版の教材づくりに力を入れています。ご好評頂いている「災害時施設運営管理者研修」のweb版に続き、このたびようやく「ダイバーシティ入門」のリリースにこぎ着けました。予定よりもリリースまでに時間がかかってしまいましたが、多くの職場でご活用いただければうれしいです。
 
3月中は在宅ワークでも執筆に集中できたのですが、4月に入ってからは地元の保育園も休園になったことから、我が家は私に加え子ども2人が巣ごもり状態となりました。1日3食を1ヶ月以上、毎日自宅で食べつづけるなどということは物心ついてから初めての経験ですが、日々成長していく子どもの姿を間近に感じられるのはありがたいことだと思います。
 
とはいえ、原稿の執筆は遅々として進みませんし、講義中に子どもが「うんち」と申し出ることもあり、ご迷惑もおかけしております。テキスト版の教材はややスピード感に欠けるかもしれませんが、これからも新刊を出して参りますし、オンラインでの研修にも積極的に対応して参ります。
 
今後もご用命のほど、どうぞよろしくお願いします。
 
ダイバーシティ研究所
代表理事 田村太郎
新型コロナウイルス対策 緊急セッション
今、自然災害が起こったら…
 
新型コロナウイルス感染症が収束しない中で自然災害が発生した場合でも、被災者の命と生活を守るための備えを進めることをテーマに、5月3日に避難や避難生活、被災者支援のあり方について、専門家との「緊急セッション」をオンラインにて実施しました。その様子を動画にまとめ、無料で公開しています。今後求められる災害時の避難生活を考える参考資料として、ぜひご覧ください。
 
新型コロナウイルス対策 緊急セッション
ディスカッションペーパー:コロナウイルスに対応した「新しい避難様式」を考える
〜避難所の収容人数の見直しと不足数への対応についての提案〜
 
新型コロナウイルス感染症が収束しきらない状態のまま出水期を迎えようとしている中、いわゆる「三密」を避け、感染が拡がらない避難所運営をどのように行うかが課題となっています。避難所における感染症のまん延は、新型コロナウイルス感染症への対応が初めてではない。過去の災害での実情も踏まえ、避難所の収容人数の観点から、新しい避難様式を提案するディスカッションペーパーを発行しました。
 
ダイバーシティ研究所ディスカッションペーパーNo.2
コロナウイルスに対応した「新しい避難様式」を考える 
オンラインでの研修依頼に対応します!
 
新型コロナウイルス感染症の影響で、集合研修の実施が難しい状況となっています。一方でテレワークが一気に進み、自宅やテレワーク先でも受講できる研修ニーズが高まっており、従来通りの研修内容をオンラインでも受講していただけるよう、2つのメニューをご用意しました。
1.Zoomを活用したライブ接続での研修
 
指定された時間にインターネット上に接続しながら、講師がテーマに沿った講演を行います。受講者はご自宅やお仕事先でインターネットから所定のサイトに接続し、音声と映像で受講します。ダイバーシティや多文化共生、災害時対応など、当研究所にこれまでご依頼いただいてきた内容と同じテーマで、また業種や分野別のカスタマイズについてもご対応いたします。
 
Zoomを活用したライブ接続での
研修のお知らせ
https://diversityjapan.jp/zoom-seminar/​
 
開講中の「ダイバーシティ入門」内容
第1章 ダイバーシティの基礎知識
第2章 ダイバーシティがないことによる危機
第3章 ダイバーシティをめぐる世界の潮流
第4章 地域や職場で求められるとりくみ
2.理解度テスト付きテキストでのオンライン研修

受講者がウエブサイトにアクセスしてテキストを読み、単元ごとに設けられた理解度テストに回答しながら自分のタイミングで受講できる研修プログラムです。プログラム内のすべての単元で理解度テストを修了すれば、受講証明書を発行(画像ファイルをダウンロード)します。動画や音声ではなくテキストを読むものなので、自由な時間に勉強できます。
 
今回、第1弾としてダイバーシティ全般の考え方と実践のポイントを解説したオンライン講座「ダイバーシティ入門」を開講しました。ぜひご利用ください。
 
オンライン研修のお知らせ
 
「ダイバーシティ入門」
災害時施設運営管理者研修(Web版)開設
 
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防ぐため、人と人との接触を減らすために不要不急の外出の自粛が続いています。
 
 
 
この状況下で大規模な自然災害が発生した場合に備え、「三密」を避けるために避難所を小規模化し数を増やしたり、屋外避難などの想定が行われつつあり、避難所に指定されていない施設や会議室等を有する施設の災害時対応への期待が非常に高くなっています。
 
ダイバーシティ研究所では、これまでの大規模災害時で避難所に指定されていない施設にも多くの方々が避難していた事実から、施設管理者が習得しておくことが望ましい「災害に関する基礎知識」を学んでいただく災害時施設運営管理者研修を実施してきましたが、現在の状況下において早急に対策を講じていただけるよう、災害時施設運営管理者研修(Web版)をご提供しています。
 
指定管理施設での災害時対応を学ぶeラーニング講座
https://diversityjapan.jp/fomd-web-seminar/
「高層賃貸住宅における災害弱者支援」実施報告書
 
大阪市城東区、UR都市機構、森之宮病院をはじめとするスマートエイジングシティネットワーク会議が中心となり、孤立死防止に向け見守り強化などの取り組みを進めていた森之宮地域において、2019年度に災害時の救援に関する事業を実施し、当研究所が調査を担当しました。
 
「高層賃貸住宅における災害弱者支援」実施報告書『森之宮地域版防災手帳』(簡易マニュアル)としてまとめましたので、ご覧ください。
 
「高層賃貸住宅における災害弱者支援」実施報告書
https://diversityjapan.jp/morinomiya-report-announce/
リモートワークに伴う対応について
 
新型コロナウイルス感染症対策として、当研究所でも4月よりリモートワークを実施しています。状況が改善されるまで、ご連絡につきましては、可能な限り電子メールにて対応いただければ幸いです。
 
事務局代表アドレス
office@diversityjapan.jp

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【ダイバーシティ研究所 メールマガジン】
発行日:不定期
発 行:一般財団法人ダイバーシティ研究所(DECO)


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