メールマガジン 2017.10月号

当研究所の活動や「ダイバーシティ」についての情報を月刊でお届けしています。

◆◆━━━━━━━━━━━━━ http://www.diversityjapan.jp
Diversity = Energy for Community & Organization
ダイバーシティ研究所◆メールマガジン Vol.134
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2017.10月号]

◆巻頭言◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

私は、20代の最後のころ、マラソンを始めた。もう30年以上も前
のことである。マラソン、すなわち42.195キロのレースは、過去、
オリンピックで男女ともに何人ものメダリストを出した日本のお家
芸である。今日の空前の市民マラソンブームも、日本人にこの距離
を走りきる遺伝子が組み込まれているからなのだろう。

近年、全国で数多くのレースが誕生したが、もう老舗ともいって
よい茨城県の「かすみがうらマラソン」は、「国際盲人マラソン」
が併設されている大会だ。2010年からは車いすの部も設けられた。
1万5千人もの市民ランナーと障がい者が同じ時間、空間を共有し
て走る。視覚障害者の人たちには、伴走者がつくが、それ以外は私
たちと何も変わらない。

最初のうちは、「すごいね」と驚いたり、「足元、気をつけて」
と気遣ったりしていたが、今では「最後まで、頑張りましょう」と
声をかけるだけである。彼ら彼女らとは、追い抜いたり追い抜かれ
たり、互いに刺激し合いながら走る。そうしたレースが20年以上前
から行われていることを、東京2020を準備している多くの関係者に
知ってもらいたい。障がい者スポーツは、決して特殊な世界ではな
い。そのことを肌で知るには、障がい者と同じ土俵で競ってみるに
限る。(この10月より、参与として働いています。よろしくお願い
します。)

ダイバーシティ研究所 参与 井上洋

80年4月に経団連へ入局。産業政策、都市・地域政策などを専門と
し、阪神・淡路大震災では産業復興に向けた提言や、02年の『奥田
ビジョン』のとりまとめを担当。「中央教育審議会」や「文化審議
会」委員も務める等、グローバル人材の育成や外国人への日本語教
育に長く関わる。社会本部長、教育・スポーツ推進本部長等を経て
17年に退職。

◆事業紹介◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
– ダイバーシティ研究所で展開中の事業を毎号1テーマご紹介 –

【研修・講演会・セミナーのコーディネート事業】

ダイバーシティ研究所では2007年の創設以来、全国各地から多くの
ご依頼を受け、講演や研修を通した地域や組織でのダイバーシティ
推進に関する概念の普及や、具体的な実践のためのノウハウの提供
に努めてきました。

これまで多数の企業、自治体、教育機関、NPO等において、例えば
以下のようなテーマで講演や研修を実施してきました。

地域住民向け
・さまざまな主体とのコラボレーションによってイノベーションを起こすには
・誰も排除されない社会をめざして
・コミュニティビジネス(CB)とは?成功するCBの秘訣
・解決力を磨くための事業計画のつくりかた

自治体職員向け
・ダイバーシティの推進と人権の尊重
・多文化共生と地域社会
・「ダイバーシティ」は地方創生への第一歩
・地方都市におけるこれからのダイバーシティ戦略のあり方
・ダイバーシティマネジメント – 自治体に求められる取り組み –

企業向け
・ダイバーシティ経営とは
・企業の社会的責任と人権
・多様な社員がもたらすイノベーション
・ダイバーシティの推進による持続可能な職場づくり
・職場でのダイバーシティ組織運営

防災啓発、災害対応
・誰も排除されない災害対応について
・災害に強いまちづくり
・災害弱者をつくらないための地域防災
・震災からの教訓と復興・創生に向けた今後の課題
・災害時の外国人対応と日常からの多文化共生づくり

依頼から実施までの流れや講師については以下に詳細がありますの
で、ご覧ください。

研修・講演会・セミナー | ダイバーシティ研究所
http://diversityjapan.jp/coordination-for-seminar/

人口構成や経済状況が大きく変化するなか、社会のあらゆる組織で
人の多様性に配慮した取り組みが緊急の課題となっており、職場や
地域でのダイバーシティ推進に向けた研修・講演会・セミナー等の
開催支援を通じて、その解決の一助を担いたいと考えています。

 

◆お知らせ1 田村登壇のイベント案内◆━━━━━━━【転送歓迎】

【熊本地震におけるコミュニティ復興支援事業報告会】
日 時:2017年11月23日(祝)13:30 – 16:45(開場 13:00)
場 所:熊本県立大学 中ホール  熊本市東区月出3丁目1番100号
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/others/access.php
参加費:無料(定員:先着150人)
申込み:熊本地震コミュニティ復興支援事業報告会事務局(ダイバーシティ研究所内)へ
E-mailまたはFaxでお申し込みください
記入事項:お名前(ふりがな)・ご連絡先・ご所属
(差支えない範囲でお知らせください)
apply@diversityjapan.jp
Fax 03-6233-9560
問合せ:同事務局 TEL 03-6233-9540(平日 10-16時)
主 催: 日本財団
協 力: ジョンソン・エンド・ジョンソン社会貢献委員会
後 援: 熊本県・熊本市・益城町・南阿蘇村(申請中を含む)
内 容:
基調講演 柴田 祐 熊本県立大学 環境共生学部 居住環境学科 教授
「熊本地震における復興支援の課題と展望について」
事業報告 野崎 隆一 NPO法人神戸まちづくり研究所 理事長
「熊本地震におけるコミュニティ復興支援事業について」
パネルディスカッション 「これからのコミュニティ復興支援に向けて」
コーディネーター:田村 太郎
登壇者:吉野 徹朗(くまもと新町古町復興プロジェクト)
吉村 静代(益城だいすきプロジェクトききままに)
樋口 務(NPO法人 くまもと災害ボランティア団体ネットワーク)
浅見 雅之(NPO法人 神戸まちづくり研究所)
兼子 佳恵(NPO法人 石巻復興支援ネットワーク)
宗像 雄矢(熊本県企画振興部地域文化振興局地域振興課参事)

◆お知らせ2 関連団体の研修会・イベント等のご案内◆━━━━━━━━━━【転送歓迎】━

【社会事業家100人インタビュー】
新たなビジネスモデルを創りだした先輩社会事業家100人に、
そのビジネスモデルを確立した経緯を掘り下げてお聞きする
『社会事業家100人インタビュー』。
12月6日は名古屋で開催!ゲストは岐阜県郡上市で活動する
郡上里山株式会社の興膳健太さんです。

■『社会事業家100人インタビュー』第55回(名古屋開催)
郡上里山株式会社 興膳健太さん

郡上市で自然体験活動を実施している(特)メタセコイアの森
の仲間たちに2007年から参画した興膳さんは、
「私たちは猟師として里山に生きることを決めました」
と、2009年に里山保全事業部「猪鹿庁」を発足。
猟師や解体者の育成や狩猟サミットの開催、レストラン等での
製品販売など、狩猟の6次産業化に取り組み、全国的な注目を
集めます。2016年には新たに「郡上里山株式会社」を設立。
猪鹿庁の活動と並行して、里山の生態系を保全し、里山を最大限
に資源化する新しい仕組みをつくることに挑んでいます。
「猪鹿庁」長官として、また「郡上里山株式会社」の代表として、
獣害対策や里山保全の最先端を行く興膳さんに、
その活動の成り立ちを伺います。

◇日時:2017年12月6日(水)18:00 – 20:00
◇場所:展示館ブラザーコミュニケーションスペース
(ブラザー工業株式会社)
名古屋市瑞穂区塩入町5番15号
名鉄名古屋本線(岡崎・豊橋方面)「堀田駅」下車。徒歩2分
http://www.brother.co.jp/bcs/guide/index.htm

◇参加対象者:
社会事業家として事業を始めている方、これから始めようとされ
ている方、ビジネスモデルの作り方を先輩社会事業家から学びたい方

◇参加費:1,500円
*うち500円は、ゲストの指定する寄付先に寄付させていただきます。

◇定員:約30名

◇詳細:http://blog.canpan.info/iihoe/archive/365
https://www.facebook.com/events/122389608428234

◇Web申込:http://goo.gl/skWyL

◇共催:東海若手起業塾実行委員会、
一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク(SBN)、
IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]
◇協力:ブラザー工業株式会社

◇問い合わせ先:
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
hoshino.iihoe@gmail.com

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【ビジネスと人権における日本の責任と課題 – 国別行動計画(NAP)策定に向けて -】
https://www.csonj.org/event/businesshumanrights

■日 時:2017年12月6日(水)14:00 – 17:30(開場13:30)
■会 場:聖心グローバルプラザ(聖心女子大学4号館)
ブリット記念ホール
■定 員:150名(事前申し込み制)
■参加費:無料
■申込みURL: https://goo.gl/forms/QURTzTjV2rX5xj7F3
(またはinfo@bhr-nap-cspf.netまで氏名、ご所属をご連絡ください。)
■主 催:ビジネスと人権NAP市民社会プラットフォーム( https://www.bhr-nap-cspf.org/
■共 催:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)
聖心女子大学グローバル共生研究所(申請中)
■会場アクセス
東京メトロ日比谷線広尾駅4番出口から徒歩1分
〒150-8938東京都渋谷区広尾4-2-24 聖心グローバルプラザ(聖心女子大学4号館)
Google Map https://goo.gl/maps/HDgF18gbBX72

 

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発行日:不定期
発 行:一般財団法人ダイバーシティ研究所(DECO)
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