メールマガジン 2017.6月号

当研究所の活動や「ダイバーシティ」についての情報を月刊でお届けしています。

【ダイバーシティ研究所 メールマガジン vol.130】

◆◆━━━━━━━━━━━━━ http://www.diversityjapan.jp
Diversity = Energy for Community & Organization
ダイバーシティ研究所◆メールマガジン Vol.130
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2017.6月号]

有効求人倍率がバブル期並みといわれ、新卒採用も売り手市場に沸
いています。企業は人材獲得のために、より一層、多様な働き方や
多様な人材を視野に採用活動が必要な時代に入ってきました。

一方で、先月30日、厚生労働省から、企業に義務付けている障がい
者の法定雇用率の引き上げがアナウンスされ、こちらも人材獲得競
争が熱をおびてくる予感です。

企業の障がい者雇用の場にうかがうと、ひとくちに障がい者といわ
れる社員の方々の多様性に驚きます。
年齢、学歴、経験、得手不得手、業務内容、生活スタイル、趣向、
将来の希望、夢、e.t.c.

2018年の精神障がい者雇用義務化も控え、職場における障がい者の
診断名はさまざまですが、そんなものでは分類できない、その人の
ことを何も説明してはいない、その人の強み・弱み・本当になりた
いと望んでいる姿はなんだろう、というところから、人を活かす採
用・人材育成が始まるのだと思います。

健常者と呼ばれる社員も同じです。健常者という方々は、自分と人
とのちがいを隠せたり、人に合わせて同じように振る舞ったりでき
る能力の持ち主ですが、隠れているちがいが輝くように、仕事で磨
かれて、ますます個が活躍できるように、売り手市場の今だからこ
そ、職場のダイバーシティ推進に弾みがつくことを切望してやみま
せん。

理事 前川典子

 

◆事業紹介 1◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
– ダイバーシティ研究所で展開中の事業を毎号1テーマご紹介 –

【「ソーシャルビジネス」の振興への支援事業】

「ソーシャルビジネス」はようやく一般的なことばになってきまし
た。環境、貧困、福祉、まちづくり等、社会的課題・地域課題の解
決をビジネスの手法を活用して取り組むことを指し、「社会的企
業」、「ソーシャルベンチャー」、また特に地域課題の解決に対し
ては「コミュニティビジネス」と呼ばれることもあります。

当研究所では設立当初からダイバーシティ社会の実現をめざした
「ソーシャルビジネス」の起業支援を実施しており、近年では2015
年度に兵庫県尼崎市からの委託を受け、「尼崎の課題発見・問題分
析コンペ」および「尼崎ソーシャルビジネスプランコンペ」を実施
しました。尼崎市における社会課題の調査を選出されたリサーチフ
ェローと関係者が行って報告書にまとめ、その結果を受けて事業の
手法で課題を解決するプレイヤーを研修を通じて育成し、優秀事業
を選考する取り組みです。

ビジネスプランコンペには13件の応募があり、最終的に4件を「SB
フォーラム×尼コ ンペファイナル」のファイナリストとして一般公
開で最終選考を行い、各賞受賞者を選出しました。ここから具体的
な事業展開を始めたファイナリストもおり、地域や自治体をうまく
巻き込んだ「ソーシャルビジネス」振興策にすることができました。

今後も継続して「ソーシャルビジネス」の担い手を育成する事業を
展開していきます。6、7月には静岡県浜松市で「社会イノベーター・
スタートアップ講座 in 浜松」として「社会イノベーター」の養成講
座を開催します。既に事業を立ち上げた起業家の方々もお招きして、
具体的な事業計画づくりを学ぶ良い機会となっていますので、興味
のある方はぜひご参加ください。

 

◆事業紹介 2◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【シェイク シャック 新宿サザンテラス店とのパートナーシップのご紹介】
当研究所では、6月30日(金)にオープンするシェイク シャック 新
宿サザンテラス店とパートナーシップを締結することになりました。

http://www.shakeshack.jp/blog/772.html

同店では、多種多様な個性を持ち合わせた人々が集う”コミュニティ
-ギャザリングプレイス”でありたいという思いを込め、
「Connect(コネクト)」をコンセプトに掲げられています。当研
究所の強みである「多様性」を活かして、新宿区の特性を踏まえ、
外国にルーツのある子ども達やセクシャルマイノリティの方々のサ
ポートを同店と共に進めてまいります。

どうぞお近くにお越しの際は、ハンバーガーやフローズンカスター
ドにトッピングをミックスしたアイス「コンクリート」の同店限定
メニュー「Rainbow Connection(レインボー コネクション)」を
ご堪能いただき、この活動へのご支援をお願いいたします。

 

◆お知らせ1 田村登壇のイベント案内◆━━━━━━━【転送歓迎】

【社会イノベーター・スタートアップ講座 in 浜松】
浜松を中心に若者や外国人の地域参画で新たなムーブメントを起こしている
「グローバル人財サポート浜松」(堀永乃代表)との共催で、地域の課題を
事業的な手法で解決する「社会イノベーター」の養成講座を浜松で開催します!

6月21日、28日、7月5日の全3回。3回とも田村が登壇します。また第2回には
佐藤真琴さんなど地元で活躍するイノベーターが、第3回には多文化共生や
ダイバーシティ分野にも造詣が深い経団連参事の井上さんも登壇されます。
浜松まで来られる方でしたら浜松以外の方も歓迎です!

日時:6月21日、28日、7月5日 水曜日 19:00 〜21:00
場所:グローバル人財サポート浜松(JR浜松駅西口徒歩3分)
アクセスはこちら:http://www.globaljinzai.or.jp/AACESS.html
対象:浜松の現状に問題意識はあるが具体的な行動の糸口が見つからない学生や、
すでに課題解決型の事業を始めているがうまくいかないと感じている人、
新規に事業を立ち上げて従業員の働き方改革にとり組みたい企業人など
定員:学生20人、一般・社会人30人

内容:ゼミ形式で課題解決型の事業計画づくりを学びます。
第1回 総論・ワークショップ
第2回 ケーススタディ「経営できる事業化計画とターニングポイント」
ゲスト 佐藤真琴氏((株)PEER代表取締役)
渡邊一博氏((株)こころ代表取締役)
辻 琢磨氏(403architecture【dajiba】共同主宰)
第3回 事業計画の作成と相互評価
コメンテーター 井上 洋氏(経団連参事)
講師:田村太郎(ダイバーシティ研究所代表理事)
受講料 :学生無料、一般・社会人 5,000円
申込み:お名前・ご連絡先、受講参加理由を記載のうえ、
メールにてinfo@globaljinzai.or.jpへお申込みください
お問合せ:info@globaljinzai.or.jpまで

主催:一般社団法人グローバル人財サポート浜松・一般財団法人ダイバーシティ研究所
共催:学生FRESH
※学生FRESHは浜松学生ボランティアセンターを運営している大学生による学生団体です

 

◆お知らせ2 田村登壇のイベント案内◆━━━━━━━【転送歓迎】

【第2回多文化共生フォーラム『多文化共生で外国人とともに築く「山口の未来」』
– 維新から150年、さらに世界とつながる地域をめざして – 】
※申込締切:6月24日(土)
現在、日本に住む外国人住民は238万人を超え、山口県でも約1万4千人以上が
暮らしています。さまざまな文化や国籍等を持つ人々が、互いの違いを尊重しつつ、
共に活躍できる「多文化共生」の地域づくりについて考えるフォーラムを開催します。

日時:平成29年7月2日(日)13:30 – 16:30(開場13:00)
会場:山口県セミナーパーク 講堂(山口市秋穂二島1062)
定員:300名(先着順)・託児あり(事前予約)
参加料:無料 ※要約筆記あり

<第1部>基調講演 13:30 – 15:10
演題:女優サヘル・ローズさんが語る「出会いこそ生きる力」 – 人と人との絆 –
講師:サヘル・ローズ氏

<第2部>
(1)外国人住民によるパネルディスカッション 15:20 – 16:10
外国人住民に聞く「山口の多文化共生」いまとこれから
*コーディネーター:田村 太郎 (ダイバーシティ研究所代表理事)
*パネリスト
上田 エカテリーナ 氏(山口日露交流クラブ代表) ロシア出身
バブ・チチラピリー 氏(山口インターナショナルプログラム研究会代表)インド出身
ペルラキ・ディーネシュ 氏(津和野町日本遺産センターコンシェルジュ)ハンガリー出身
(2)まとめ グローバル社会における地域のあり方と多文化共生 16:10 – 16:30
講師:田村 太郎(ダイバーシティ研究所代表理事)

<申込み方法>
電話・FAX・メール・来所のいずれかにより山口県国際交流協会に申し込む。

主催:公益財団法人山口県国際交流協会、公益財団法人山口県ひとづくり財団
後援:山口県、山口県教育委員会、山口市、山口市教育委員会、
防府市教育委員会、宇部市教育委員会
<お問い合せ・お申込み先>
公益財団法人山口県国際交流協会
〒753-0082 山口市水の上町1番7号
TEL:(083)925-7353 FAX083-920-414
メール:yiea.info@yiea.or.jp
URL: http://www.yiea.or.jp/

 

◆お知らせ3 田村登壇のイベント案内◆━━━━━━━【転送歓迎】

【福山多文化共生大学第2期・初回講座(6/25)担当】
※当事業は全7回の講座となり、申込締切は6/16です。

多文化共生の根付いたまちづくりのために,サポーターとしてとも
に活動していただける方を募集しています!!
昨年度スタートした福山多文化共生大学を2017年度も開催します。
この大学では,講座やワークショップを通して「多文化共生」を学ぶとともに
ふくやま国際交流協会のイベントに参加し,サポーターとして必要な要素を
学びます。大学の修了時には,『多文化共生サポーター』の認定証を交付します。
なお,大学修了後は,福山市内と周辺地域の日本語教室やふくやま国際交流
協会の日本語支援(ワンペアレッスン)、国際交流事業などで活動する仲間の
輪を広げます。

開講日: ※講師の都合等により,日程を変更することがあります。
6月25日(日)/ 7月9日(日)/ 8月13日(日)/ 9月9日(土)
9月23日(土)/ 10月29日(日)/ 11月19日(日)
開講場所:福山市役所3階 会議室等(福山市東桜町3番5号)
主催:福山市(ふくやま人財大学として実施)
共催:ふくやま国際交流協会

※詳しくは、福山市役所Webサイトをご覧ください
(http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/shiminsodan/49550.html)

 

◆お知らせ4 関連団体の研修会のご案内◆━━━━━━━━━━【転送歓迎】━

【性的マイノリティとトイレフォーラム – 安心・快適のトイレ環境を目指して – 】
性的マイノリティを含む誰もが安心・快適に利用できるトイレ環境とは?
性的マイノリティ当事者、トイレ研究の専門家、トイレメーカーなど、立場を超えた
登壇者をお招きし、トイレの未来を語り合う場を作ります。

日時:7月9日(日)13:30 – 17:00 *開場13:00、途中休憩あり
会場:港区男女平等参画センター リーブラホール
(JR田町駅東口(芝浦口)徒歩5分/都営地下鉄三田駅A6出口徒歩6分)
*会場にはバリアフリートイレ(だれでもトイレ)がございます
入場:無料 *終了後、懇親会を開催予定(参加費:有料)
定員:200名(申込不要、先着順)

プログラム(予定):
Session1:性的マイノリティとトイレ
・LGBT基礎知識+LGBTトイレアンケート結果報告
村木真紀(虹色ダイバーシティ 代表)
・トランスジェンダー当事者の声
遠藤まめた、平尾春華
・トランスジェンダーを取り巻く状況の変遷と課題
東優子(大阪府立大学・人間社会システム科学研究科・人間社会学部教授)

Session2:日本のトイレの歴史
・パブリックトイレの歴史と現状の課題
河村浩(TOTO株式会社)
・ユニバーサルトイレの歴史と現状の課題
川内美彦(東洋大学・ライフデザイン学部教授、(一社)日本トイレ協会運営委員)

Session3:事例から見るトイレの未来
・事例紹介
日野晶子(株式会社LIXIL)
西脇資哲(日本マイクロソフト株式会社・エバンジュエリスト)
・パネルディスカッション、質疑応答
コーディネーター:五十嵐ゆり(虹色ダイバーシティ)

主催:特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ
URL:http://nijiirodiversity.jp/
会場協力:港区立男女平等参画センター

 

◆お知らせ5 関連団体の研修会のご案内◆━━━━━━━━━━【転送歓迎】━

【地域の力セミナー「地域ワークショップがつむぎだすもの」
-「地域の力」診断から地域づくりの取り組みへ – 】

地方の過疎化、後継者問題、一次産業の衰退、繋がりの希薄化…
地域の抱える課題を特定し、共有し、新たな取り組みを模索する地
域づくりワークショップは、今、全国で開かれています。

本セミナーでは、CSOネットワークが昨年 開催した「地域の力」診
断ワークショップのご報告とともに、地域づくりワークショップの
役割と可能性、その課題について、地域づくりに関わるみなさんと
ともに考えていきたいと思います。

日時:2017年7月10日(月) 14:30 – 17:00(14:00開場)
場所:早稲田奉仕園 You-Iホール
参加費:無料
定員:40名

基調講演: 津富宏先生(静岡県立大学国際関係学部国際関係学科教授)
報告: 東宏乃さん(静岡県立大学(COC事業)「ふじのくに」みらい共育センター、
牧之原みらい交流サテライト)
近藤武さん(認定NPO法人 丸子まちづくり協議会)

申し込み:申し込みフォームか、メールにてお申し込みください。
https://goo.gl/forms/1hDeOY4lbOZKRaHP2
office@csonj.org

主催:一般財団法人CSOネットワーク
助成:公益財団法人 庭野平和財団

◆お知らせ6 関連団体の刊行物のご案内◆━━━━━━━━━━【転送歓迎】━

【『ソシオ・マネジメント』第4号 「成果を最適化するための助成プログラムの
コミュニケーション調査」発行(IIHOE)】

助成による成果を最適化するために、助成機関と申請者との間のコ
ミュニケーションは、どうあるべきか、現状はどう行われ、どんな
課題があるのか。 IIHOEでは2017年2月から3月にかけて「成果を最
適化するための助成プログラムのコミュニケーション調査」を実施
しました。その調査結果の報告とIIHOEからの提案をまとめた
『ソシオ・マネジメント』第4号「成果を最適化するための助成プ
ログラムのコミュニケーション調査」を発行します!

■詳細はこちら:http://blog.canpan.info/iihoe/archive/361

□冊子版(6月20日発行予定)に先立ち、PDFデータ版は先行発売しています。
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=492631
※PDFデータ版ご希望の方は、上記DL-MARKETのサイトからお申込みください。
(DL-MARKETをご利用の際には、会員登録をしていただく必要があります)

【発行年月】2017年6月 *冊子版の納品は6月20日頃となります。
【発行元】IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
【頁数】54ページ
【価格】冊子版:2,000円(税・送料別)、PDFデータ版:1,500円(税別)

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発行日:不定期
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