メールマガジン 2016.10月号

「ダイバーシティ」「地域のSR」等についての情報を月刊でお届けしています。

◆◆━━━━━━━━━━━━━http://www.diversityjapan.jp
Diversity = Energy for Community & Organisation
ダイバーシティ研究所◆メールマガジン Vol.123
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2016.10月号]
一昨日、総務省から2015年国勢調査の確定結果が一部公表され
ました。国勢調査の集計結果は、段階的に公表されています。

今年の2月の速報集計では、調査開始以来、初めて日本の総人口が
減り、1億2709万5千人(0.75%減)だったことが、大き
く報道されました。今回、確定値が出たことで、改めて、日本の
「人口減少」、「超高齢化」、「一人世帯の増加」が浮き彫りにな
っています。

日本は、多様な人が社会参画できる環境整備を急がねばならないこ
とは、誰の目にも明らかなのに、残念ながら、そのスピードが十分
でないようです。

今週発表された世界経済フォーラムの男女平等の度合いを指数化し
た国際ランキングでは、日本の順位は調査対象144カ国のうち
111位(前年から10位ランクダウン)だったとあり、納得感と
ともに焦燥感に駆られました。。

生産年齢(15~64歳)人口は、総人口より先にピークを迎え、
1995年の8726万人から7629万人へと、20年で1千万
人以上減っています。一方で、労働力人口という数字もあり、こち
らは「15歳以上の働いているか働く意思のある人」の人数で、
2015年10月時点で推計6075万人と、辛うじて6千万人台
をキープ。その減り方も、生産年齢人口の減り方に比べれば、緩や
かです。その理由は、女性の就業率が上がっていて、65歳以上の
シニアの就業も増えているからに他なりません。

それでも、女性の活躍推進に実感が伴わなかったり、世界共通の指
数では男女格差が大きいと指摘されるのは、男性労働者と女性の間
の「所得格差」や意思決定に関われるか等の待遇や参画の深度に差
があるからだと思われます。

今から29年前、1987年の米国で「2000年までの13年間
の間に、労働力への新規参入者の約半数が、女性や移民」と予測し
た米国労働省の白書「Workforce 2000」が発行され、
社会のマジョリティだった白人男性に意識改革を迫り、米国のダイ
バーシティの推進と深化の契機になったことはダイバーシティ・マ
ネジメントの変遷の歴史として、よく語られます。

では、日本では?今年6月には国勢調査に基づく推計で、日本の労
働者の過半が女性とシニアになったと報道されたことが、記憶に新
しいです。

将来予測ではなく、待ったなしと迫る現実に対応していけるでしょ
うか。一助となれるよう頑張ります。

理事 前川典子

◆トピックス◆━━━━━━━━━━━━━━━【転送歓迎】━

1 多文化共生の新しい視点、
「ダイバーシティ」は地方創生への第一歩!!
~多様性を活かしたまちづくりが、地域に新たな力を生む~

2 今こそISO26000 ― 発行6周年記念リレートーク

3 トークイベント「写真家 亀山ののこが今、伝えたいこと。」

4 市民活動・地域づくり支援者戦略共有会議2016in山口

5 第7回社会イノベーター人材育成塾
「すべての人が自分らしく暮らせる社会へ」

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[講師派遣]――――――――――――――――――――――――
1◆多文化共生の新しい視点、
「ダイバーシティ」は地方創生への第一歩!!
~多様性を活かしたまちづくりが、地域に新たな力を生む~

http://www.plaza-clair.jp/information/event1609092.html
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代表理事の田村太郎が「平成28年度地域国際化ステップアップ
セミナー in 富山」に登壇します。

ダイバーシティとは「多様性」という意味の英語で、人種、性別、
年齢、信仰などにこだわらず多様な人材を生かし、最大限の能力を
発揮させよう、という考え方を持っています。

一人ひとりの違いや異なる個性が尊重され、多様な人たちが対等に
関わり合いながらより良い社会を目指すということは、国連が掲げ
る「持続可能な開発目標SDGs」の基盤である「誰も取り残さない
(Leave No One Behind)」という考えに通じます。

従来の多文化共生施策では、多文化共生を外国人支援という単一的
な視点だけでとらえていましたが、これからは「多様性を活かした
まちづくり」という包摂的な新しい視点へのシフトが求められます。

外国人に限らず、地域にいる多様な一人ひとりが共に社会づくりに
参画することで、誰もが住みやすい町として地域活性化が促進され、
ひいては地域のブランド化にもつながることが期待されます。

セミナーでは「ダイバーシティ」の土壌作りとして、多様な人々と
の共生に取組む事により新たに発揮される力や可能性について学び
ます。そして地域コミュニティの活性化を促し「地域創生」には何
が必要か、を参加者と共に考えます。

◇日 時:2016年11月25日(金) 13:00~17:10
(受付:12時30分~)
※セミナー終了後に別会場にて、懇親会を予定しています。
19:00頃迄(実費負担:3500円程度)

◇場 所:サンシップとやま 701号室
〒930-0094 富山県富山市安住町5?21
電話(076)432-6141

http://www.wel.pref.toyama.jp/about/4_map.html◇対 象:40名(先着順。定員になり次第終了)
自治体職員・地域国際化協会職員、NGO/NPO関係者、
その他関心のある方(企業、学生、および一般市民)

◇申込方法
1-5を記載の上、下記メールアドレスあてにお申し込みください。
1.件名【11/25富山セミナー申込】
2.お名前(ふりがな)
3.ご所属、役職名
4.ご連絡先(TEL、E-mail)
5.懇親会参加の有無

◇問合わせ:(一財)自治体国際化協会 市民国際プラザ
担当:渡邉
TEL:03-5213-1734 FAX:03-5213-1740
E-mail:international_cooperation@plaza-clair.jp
◇詳 細:
http://www.plaza-clair.jp/information/event1609092.html

[広報協力]――――――――――――――――――――――――
2◆今こそISO26000 ― 発行6周年記念リレートーク
http://sr-nn.net/archives/4544
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NNネットからお知らせです。

ISO26000が発行されて6年が経過しました。

あらためてISO26000の意義について確認し、SDGsやビジネスと人権
など関連する国内外の動きも含めてリレートーク式で語り合い、取
り組みを共有・促進するための場を持つことになりました。

今まで取り組みにご参画いただいたみなさま、本企画をきっかけに
ISO26000にご関心をお寄せいただいたみなさま、私たちの足元や周
りでおこっている課題をマルチステークホルダーで解決に近づける
ための取り組みに、ぜひ参画ください。

◇日 時:2016年11月2日(水)19:00~21:00(開場 18:45)
◇会 場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)(1F)
東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F)
東京メトロ 表参道駅(銀座線・千代田線・半蔵門線)
B2出口を出てそのまま青山通りを直進(徒歩約5分)
◇定 員:50名(定員になり次第締切)
◇参加費:2,500円 / NNネット会員:1,000円
*軽食・飲み物付き

◇プログラム◇
○主催者挨拶・趣旨説明
松岡 秀紀
(一般財団法人 アジア・太平洋人権情報センター・NNネット幹事団体)

○発行6周年記念リレートーク(50音順)
熊谷 謙一氏
(日本ILO協議会 委員)
白石 理氏
(一般財団法人 アジア・太平洋人権情報センター 会長
/元国連人権担当官)
関 正雄氏
(損害保険ジャパン日本興亜株式会社 CSR室シニアアドバイ
ザー/明治大学 経営学部特任准教授)
古谷 由紀子氏
(サステナビリティ消費者会議 代表)
黒田 かをり氏
(一般財団法人 CSOネットワーク・NNネット幹事団体)
※他の登壇者も調整中です。

○発行6周年記念 交流会
進行:新田 英理子氏
(特定非営利活動法人 日本NPOセンター・NNネット幹事団体)
堀江 良彰氏
(特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)
・NNネット幹事団体)

◇申し込みフォーム:
https://ssl.form-mailer.jp/fms/7cb1a9ac469724

◇主 催:社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク(NNネット)

[広報協力]――――――――――――――――――――――――
3◆トークイベント「写真家 亀山ののこが今、伝えたいこと。」
https://www.shaplaneer.org/news/events/nonokokameyama/
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シャプラニールからのお知らせです。

今年7月、大地震から1年3ヶ月が経ったネパールのいまを伝えるた
めに、シャプラニールのスタッフと共に、フォトグラファーの亀山
ののこさんがネパールを訪れました。

そこには、復興が進まないネパールの現実と課題だけでなく、大地
震に負けず、ひたむきに生きる人々の姿や家族を想う気持ちが溢れ
ていました。

亀山ののこさんが撮影した美しい写真とともに、世界のことや私た
ちの暮らしについて、一緒に考えてみませんか?

◇日 時:2016年11月8日(火)19:00~20:30
◇場 所:早稲田奉仕園 You-I ホール
http://www.hoshien.or.jp/map/
◇定 員:50名
◇参加費:500円
◇ゲスト:亀山ののこ氏

[広報協力]――――――――――――――――――――――――
4◆市民活動・地域づくり支援者戦略共有会議2016in山口
https://www.facebook.com/events/246451722417064/
  http://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/kokai/boshu/boshu1_d.php?no=4657
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IIHOEからのお知らせです。

市民活動・地域づくり支援者戦略共有会議2016in山口を開催します。

◇日 時:平成28年11月16日(水)13:00~21:00
◇会 場: 防府市地域協働支援センター 多目的ホール
(山口県防府市栄町1-5-1 ルルサス防府2階)

◇主な対象
中間支援組織の方、市町村行政機関の協働担当部署の方、また
は、広く協働に関するしくみや施策づくりに関心のある方
(※)戦略を「共有」する会議という趣旨から、同一組織より
2名以上でのご参加を原則としております。

◇参加料:各部 3,000円

◇プログラム詳細
午後の部:13:00~17:30 「協働推進」のあり方について
・協働環境調査の結果から見た、推進体制の課題と事例
・協働推進体制をどうつくるか
・協働推進体制を整備するロードマップづくり
・個人作業→ポスターセッション→講師フィードバック
・「現場で使える協働Q&A集」づくりワークショップ体験
・個人作業→班別作業→ポスターセッション→フィードバック

夜の部:18:30~21:00 補助・委託を含む提案事業の審査・運営
体制」について
・審査及び運営体制の課題と事例 ・審査及び運営体制をどうつくるか
・意見交換および質疑応答(orロードマップづくり)

◇主催:中国5県中間支援組織連絡協議会
(特)岡山 NPO センター
(公財)とっとり県民活動活性化センター
(特)ひろしま NPO センター
(公財)ふるさと島根定住財団
(特)やまぐち県民ネット 21
◇協力・共催:IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
防府市市民活動支援センター
やまぐち県民活動支援センター
◇後援:岡山県、島根県、鳥取県、広島県、山口県(以上、調整中)

◇申込み
以下の内容をyamas@mbs.sphere.ne.jp にタイトル「戦略共有会
議参加申し込み」とメールください。
・団体名 ・領収書宛名 ・住所 ・電話番号 ・FAX
・メール ・役職・担当業務 ・名前 ・ふりがな
・午後の部または夜の部

※Facebookのイベント参加だけでは申し込みは完了しません。
かならず問い合わせ先まで上記申込必要事項をご連絡ください。

◇問合わせ
〒753-0064
山口県山口市神田町1-80防長青年館(パルトピアやまぐち)2階
TEL:083-934-4666  FAX:083-934-4667
メール:yamas@mbs.sphere.ne.jp

[広報協力]――――――――――――――――――――――――
5◆第7回社会イノベーター人材育成塾
「すべての人が自分らしく暮らせる社会へ」
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2016/10/event20161003-02.html
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虹色ダイバーシティからのお知らせです。

日本でも、渋谷区にて同性カップルを「結婚に相当する関係」と認
める旨の条例が可決された事が大きなニュースになりました。現在
世界では、社会の多様性のイシューのひとつとして、LGBTなどの性
的マイノリティの権利を擁護する気運が高まっています。

しかし、小さなコミュニティではいまだにLGBTが異端視されること
もあり、すべての人が個人として尊重される社会の実現には更なる
努力が必要です。

虹色ダイバーシティは、LGBT等の性的マイノリティがいきいきと働
ける職場づくりを目指し、調査、講演活動、コンサルティング事業
等を行っているNPO法人です。

今回の講演では、虹色ダイバーシティの創設者で代表の村木様をお
招きし、これまでに取り組んできた活動や、世界から見た日本にお
ける取り組みについて等をお話しいただきます。LGBTとの関わり方、
社会問題の解決についてご興味のある方は、是非お越しください。

◇日 時:2016年11月2日(水)15:00~17:00
◇講 師:村木 真紀氏
(特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ代表)
◇会 場:東北大学川内南キャンパス
中講義棟 経済学部第3講義室(C18)

◇問い合わせ先
東北大学大学院経済学研究科
地域イノベーション研究センター
TEL:022-217-6265  FAX:022-217-6266
E-mail:sympo2016*econ.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

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【編集後記】ハロウィンがもうすぐですね。私は大がかりな仮装大
会ということの他にはなにも知りません。ちょっと調べてみたとこ
ろ、キリスト教とは関係がないそうです。キリスト教の宗派によっ
ては異教徒の行事ということで批判派までいるようです。ケルト人
が起源の、収穫祭や悪霊払いの意味合いのある行事とのことです。
去年から私も仮装する歓びを知りました(笑)。まだナイショで
すが、今年はマスターヨーダです。ハロウィンの意味を知ったので、
仮装仲間にも教えようと思います。異文化を取り入れる時には、意
味を知ってた方が数段興味深いですよね。
(編集担当・柳澤)
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【ダイバーシティ研究所 メールマガジン】
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発 行:一般財団法人ダイバーシティ研究所(DECO)
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