メールマガジン 2016.3月号

「ダイバーシティ」「地域のSR」等についての情報を 月刊でお届けしています。

◆◆━━━━━━━━━━━━━http://www.diversityjapan.jp
Diversity = Energy for Community & Organisation
ダイバーシティ研究所◆メールマガジン Vol.115
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2016.3月号]

初めて神戸と尼崎へ行ってきました。3月18日(金)は神戸にて防
災フォーラム、3月21日(月・祝)は尼崎にて尼コンペファイナル
が開催されたので、思いがけず長期滞在をさせていただきました
(各イベントの詳細はトピック1、トピック2をご覧ください)。

神戸では、観光客用バスの一日券を買って、異人館街、ハーバーラ
ンド、中華街などへ行きました。異人館街ではウイーンでしか買え
ないと思っていた、ハプスブルグ家御用達の「インペリアルトル
テ」に出会うことができました。中華街では行列店の豚まんを食べ
ました。

外国人もたくさんで、バスの車内放送や、案内板など、英語の他、
韓国語・中国語対応がたくさんみられました。しかしながら残念な
ことが起きました。夕方最後のバスに乗ったところ「このバスは循
環せずに三ノ宮で終わりです」という説明がありました。バスガイ
ドさんの説明、表示板のどちらも日本語のみでした。三ノ宮で降ろ
された外国人の女性が「どうやってハーバーランドまで戻ればいい
のよ!」と怒っていました。このような重要事項には、せめて英語
での表示板だけでも用意して欲しいところです。もし、私が外国で
同じことになったら不安で心細くなるかと思います。

インバウンドが注目されていますが、視点は「もし、私が外国で同
じ立場になったらどうか」が大切だと思います。「外国人が困るの
はどんな時か?」を、自分の身に置き換えて考えていけばいいので
はないかと思った瞬間でした。

研究員 柳澤 千恵子
◆トピックス◆━━━━━━━━━━━━━━━【転送歓迎】━

1 【開催しました!】
尼コンペファイナル×SBフォーラム

2 【開催しました!】
防災フォーラム@神戸
〜これからの災害に自治体はどう備えるか〜

3 『106人の外国ルーツを持つ子どもたちのための
学習支援プロジェクト』
クラウドファンディングにご協力をお願いします!!

4 LGBTフレンドリー・マップ「niji NAVI」で、日本中を虹色に!

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[受託事業]————————————————————————
1◆【開催しました!】
尼コンペファイナル×SBフォーラム
http://blog.canpan.info/diversityjapan/archive/410
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3月21日に尼崎課題解決型ビジネスプランコンペファイナル!を開
催しました。

秋にエントリーしてから、メンタリングを重ね、ブラッシュアップ
合宿では、時間を忘れてプランを磨き上げてきました。惜しくも2
次審査通過を逃し、フィアナルプレゼンテーションに臨むことが出
来なかったプレイヤーも、当日会場に来てくれていました。

ライバルでありながらも、一緒に時間を共有したプレイヤー同士、
これからもつながっていけそうです。

最終プレゼンに臨んだ4組のファイナリストのプレゼンテーション
は、会場を釘付けにしました。審査員からの鋭い質問さえも、プラ
ンを紹介する機会とばかりに、熱の入った説明です。

審査員も評価をつけるのに、随分悩んでおられました。

受賞は誰の手に?

http://blog.canpan.info/diversityjapan/archive/410

今後のプレイヤーの皆さんの活躍に期待!したいと思います。
[受託事業]————————————————————————
2◆【開催しました!】
防災フォーラム@神戸
〜これからの災害に自治体はどう備えるか〜
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これからの災害に自治体はどう備えたらよいのかについて考える防
災フォーラムを3月18日(金)に神戸市の「人と防災未来セン
ター」にて開催しました。

定員100名の会場に、なんと115名のご参加者と、メディア関係6社
がお越しくださり、会場は大変な熱気となりました。
【プログラム内容】
○第1部
報告(1)「災害時の被災者支援に関する自治体の取り組み調査」
ダイバーシティ研究所 中村 満寿央、川崎 克寛

報告(2)「今年度の災害と自治体の対応について」
人と防災未来センター 研究員 菅野 拓氏

○第2部
パネルディスカッション
「これからの災害に自治体はどう備えればよいのか?」

◇常総水害でのアセスメントについて
川崎 克寛 ダイバーシティ研究所

◇災害発生時の自治体の対応について
吉原 克美氏 茨城県常総市保健福祉部社会福祉課長

◇災害に備える取り組みについて
村野 淳子氏 大分県別府市企画部政策推進課
当事業アドバイザー

進行:田村 太郎 ダイバーシティ研究所代表理事、
復興庁復興推進参与
ご参加者は自治体で防災や危機管理に取り組まれている方、福祉関
係の方、外国人支援をされている方がなどが多くお越しくださいま
した。事後アンケートでは、「罹災証明の課題について知ることが
できた」「被災者には縦割り支援は通用しないことがわかった」
「今度は自分の地域でこのフォーラムを開催してほしい」「要支援
者への具体的な支援の仕組みについてもっと教えて欲しい」などた
くさんの感想、ご意見をいただきました。ご参加者のみなさまあり
がとうございました。

来年度もこの事業は継続して実施してまいります。今後ともどうぞ
よろしくお願いします。
[広報協力]————————————————————————
3◆『106人の外国ルーツを持つ子どもたちのための
学習支援プロジェクト』
クラウドファンディングにご協力をお願いします!!
http://www.tabunka.jp/osaka/ja/topics/crowdfunding-for-children/
http://japangiving.jp/p/3633
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多文化共生センター大阪よりお知らせです。

「日本語ができないから成績表は1しかない。
塾に通えないから高校進学をあきらめる。」

多文化共生センター大阪は大阪市西淀川区を対象地域として、2年
間外国人住民の調査を実施してきました。

大阪市西淀川区は大阪市で最も中南米出身者(ペルー、ブラジル)
が多く住む地域で、その他にもフィリピン等さまざまな国籍の外国
人が暮らしています。

2年間で出会った外国にルーツをもつ子どもたちは106人。そのう
ち約97%の子どもは、家庭内に外国出身の保護者しかいません。ま
た、そのうち約25%が母子家庭であり、全員外国出身のお母さんです。

家庭に日本語が十分できる保護者がいないため、子どもたちが日本
語や教科学習の習得を望んでもその機会が得られず、学習意欲を無
くして将来の夢も描けないような状況があることが調査を通してわ
かりました。保護者も何とかしたい気持ちはありますが長い勤務時
間や日本語の壁に阻まれ、本人たちだけではどうにもできない状態
が続いていました。

「1ヶ月に23家庭、合計60回の聞き取り調査」
これは多文化共生センター大阪のスタッフ1人が西淀川区に足を運
び、各外国人住民家庭を訪問した回数です。

「学校からのお便りがよめない」
「こんだん会ってなに?どうやって申し込めばいいの?」
「子どもが中学生なんだけど、日本の高校受験の制度がわからない」
「保育所に通わせたいけど、どうすればいい?」

外国出身の保護者が日々直面している問題や困りごとは尽きません。
しかし、そうした問題を一緒に考え、解決策をともに考えることで、
多文化共生センター大阪と外国人住民のつながりは強固になってい
きました。

そこで私たちは、大阪市西淀川区でたった1つの学習支援教室を立
ち上げる決意をしました。そして外国人保護者有志も立ち上がりま
した。自らが活動の主体となって、子どもが育つ環境や自らの生活
をより良いものにしていくための自助グループ「西淀川インターナ
ショナルコミュニティ」を2015年10月に結成。

小学生の学習支援教室を当センターと共同で運営することとなり、
西淀川区役所の調整により、子どもたちが通う小学校と地域活動協
議会の協力が実現し、小学校の教室を使って2016年3月まで学習支
援教室開催が実現しました。

しかし、4月以降教室を運営するための資金がありません。

子どもたちが社会に飛び立てる力をつけられるよう、長期にわたっ
て確実に支援するために、多くの方々のご寄付をお願いします。
一人でも多くの子どもが勉強できるように、一人でも多くの子ども
が自分に自信を持てるように。みなさまのお力をお貸しください。

Japan Giving のホームページより「多文化共生センター大阪」を
検索してください!

◇NPO団体を検索: →「多文化共生センター大阪」
こちらをクリックしてください↓
http://japangiving.jp/p/3633
◇詳細:↓
http://www.tabunka.jp/osaka/ja/topics/crowdfunding-for-children/

[広報協力]————————————————————————
4◆LGBTフレンドリー・マップ「niji NAVI」で、日本中を虹色に!
https://www.facebook.com/nijinavi/
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虹色ダイバーシティからのお知らせです。

LGBTフレンドリー・マップ「niji NAVI」で、日本中を虹色に!

国内初の LGBT フレンドリー地図をつくるプロジェクトがスタート
します!

いよいよ2016年4月末オープン予定です。

詳細はフェイスブックから発信していきますので、お楽しみに!

https://www.facebook.com/nijinavi/

◇特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ

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【編集後記】美味しいものを食べるのが好きなのですが、そこには
必ずお酒がないと満足できないたちです。若い頃は何にでもビール
でよかったのですが、最近はお料理とお酒の相性にとてもこだわっ
てしまっています。韓国料理にはマッコリ、中国料理には紹興酒、
ローストビーフやステーキには赤ワイン、お刺身には日本酒・・・。
各国のお料理にはその国のお酒がやはりぴったりきます。文化共生
を進めるには、まずはその国のお料理とお酒からかと。のん兵衛路
線まっしぐらですが、まあいいですよね。
(編集担当・柳澤)
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