一般財団法人ダイバーシティ研究所 メールマガジン
当研究所の活動や「ダイバーシティ」についての情報をお届けします

Vol.164 (2021年1月28日発行)
 
巻頭言
 
長引くコロナ禍 求められる工夫

もはや1月も末となってしまいましたが、改めましてあけましておめでとうございます。
 
今年は新型コロナの感染拡大で年始早々に緊急事態が宣言され、例年とは異なる1月の風景となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 
当研究所でも予定していた出張が中止や延期となり、訪問での調査も実施できなくなるなど、活動に影響が出ています。ただ昨年とは異なり、オンラインで代替できることも増えていて、なんとか年度末に向けた取り組みの仕上げにいそしんでいます。
 
コロナウイルスの影響はまだしばらく続きそうな気配で、これから生活に困窮する人が増えそうな状況となっています。当研究所へも、コロナ時代の生活支援のあり方やオンラインでの取り組みに関する研修や講演の依頼が増えています。
 
なかでも生活に困窮する外国人への支援について、どう支援すればよいのか、取り組みの相談にのって欲しいという案件が増えています。社会福祉協議会の貸し付けに占める外国人の割合が半数近くに上る、という自治体もあるようです。
 
これまでは見えなかった外国人住民の姿が顕在化し取り組みが進み始めた風景は、それまでは人材会社経由での就労が多かった日系ブラジル人たちが、ハローワークや行政の窓口に殺到したリーマンショックの時の風景に重なります。
 
あの頃は外国人を「地域の未来をともにするパートナー」として受け止めきれず、冷たい対応をした地域が少なからずありました。今回は「これからもともに暮らす人」として、外国人も日本人も区別なく、丁寧な支援を心がけたいものです。
 
「ステイホーム地獄」も二度目。言い訳してても課題は解決しないこともわかってきました。できる限りの工夫を凝らし、みんなで危機を乗り越えたいものです。
 
一般財団法人ダイバーシティ研究所
代表理事 田村太郎
 
職場の外国人受入環境整備プロジェクト
 
日本で働く外国人が増える中、受入れや就業時の不安を解消し、職場で働く誰もが安心して仕事に臨める職場をつくることが求められています。
 
当プロジェクトでは、外国人の受入環境が適正なものかを監査する、監査人の育成を行います。また、事業所向けに、自己診断が可能な職場の外国人受入環境チェックシートや、優良受入事業所認定を取得出来る、外部監査を提供し、適正に外国人を雇用していることを可視化することで職場の外国人受入環境整備をめざします。
 
 【2月18日開催
外国人雇用セミナーおよび職場の外国人受入れ環境整備プロジェクト
オンライン説明会
 
職場における外国人の受入れ環境の整備を可視化し、改善を図ることをめざしたプロジェクトを12月より展開しています。今回のセミナーでは、実際に外国人を職場に受入れている企業からも事例をご発表頂き、これからの職場環境の整備に向けたヒントをともに考えます。またプロジェクトの詳細や、厚生労働省の助成金に関する説明も行います。
 
外国人を受け入れる事業所の方はもちろん、自治体や国際交流協会など、地域で働く外国人を支える取り組みをされている方々にもぜひご参加いただきたくご案内申し上げます。

 日時:2021年2月18日(木) 13:00〜15:00
 開催方法:ZOOMによるオンライン開催
 参加費:無料
 申し込み方法:
下記申し込み用ウエブサイトから必要事項を入力頂くか、事務局アドレスまでメールで参加希望の旨をお伝えください。折り返し、当日の参加用URLをお送りいたします。

  申し込み用サイト:https://forms.gle/BCV28frp9rwJZNg78
  事務局メールアドレス:info@g-tekiseishien.com
            (職場の外国人受入環境整備PJ事務局)

田村登壇セミナーのお知らせ1
震災と人権に関するシンポジウム
~避難所で必要とされる人権への配慮~​(オンライン開催)
 
日時:2021年1月31日(日) 午後1時30分~午後3時30分(予定)
会場:オンライン配信
内容:
〇 開会~主催者挨拶
〇 基調報告/パネルディスカッション    
         テーマ:「避難所を取り巻く現状」(仮)
         ◇コーディネーター
              ・藪本雅子さん(フリーアナウンサー)
         ◇パネリスト            
              ・田村太郎さん(一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事)
              ・田脇正一さん(仙台市危機管理室参事兼防災計画課長)
              ・榛沢和彦さん(新潟大学医歯学総合研究科特任教授)
              ・吉水岳彦さん(浄土宗光照院(浅草山谷)住職)
              ・はるな愛さん(歌手、俳優、実業家)
    〇 閉会
詳細・お申込み: http://www.jinken.or.jp/archives/23453
参加申込締切日時:2021年1月29日(金)午後4時
 
 
田村登壇セミナーのお知らせ2
災害時に外国人を誰一人残さない
~東日本大震災から10年を振り返り様々な経験を今と未来に活かす~
 
日 時:2021年2月8日(月)14:00~16:00
開催方法:オンライン(Zoom Webinar)
対 象:地方公共団体、地域国際化協会・市区町村協会の職員、災害時外国人支援情報
コーディネーター、多文化共生の担い手、JET参加者等
定 員:300名(先着順)
詳 細:http://www.clair.or.jp/j/multiculture/shiryou/shinsai.html
申 込:Googleフォーム(https://bit.ly/3fMcqIj
※2月1日(月)までにお申し込みください。
 
 
田村登壇セミナーのお知らせ3
「ゆるやかネット」シンポジューム
こども女性目線の災害対応 
~いざという時のための「ゆるやかネット」~
 
日 時:2021年2月13日(土)9時30分~15時30分
会 場:オンライン(Zoom Webinar)
対 象:前半:NPO関係者、企業関係者、自治体職員、議員、市民等
分科会:会員(年会費1,000円)及び協力団体関係者
参加費:午前中無料、午後は会員のみ※会員1000円(年会費)
詳細・申込:https://cwnt.jp/news4/

 
関連団体のイベント
復興庁「東日本大震災ボランティア・被災地からのビデオメッセージ募集」
 
復興庁は東日本大震災のボランティア経験者や被災地に住む皆さんなどから「今の想いを伝えるビデオレター」を募集しています!

 募集は2部門で、いずれも15秒以内のビデオメッセージです。
・東日本大震災復旧・復興へのボランティア経験者から被災地への応援動画
・被災地の住民から「今こうなっている」「復興はここまで進んだ」などの近況報告動画
 
今はコロナ禍において被災地との往来が難しいので、なかなか直接会えませんが、発災10年を機に、復興庁公式YouTubeを通じて、みなさんの想いを伝えてみませんか? 
 
応募の締め切りは令和3年1月31日(日)まで。たくさんの応募をお待ちしています。
詳しくは、こちらの募集ページをご覧ください。

 https://www.reconstruction.go.jp/topics/m21/01/20201221134639.html
 https://www.facebook.com/Fukkocho.JAPAN/posts/3651823118238718

*田村は2012年の復興庁設立当初より上席政策調査官・復興推進参与として復興庁の事業に参画しています。

リモートワークに伴う対応について
 
新型コロナウイルス感染症対策として、当研究所でも2020年4月より原則としてリモートワークを実施しています。
 
状況が改善されるまで、ご連絡につきましては、可能な限り電子メールにて対応いただければ幸いです。
 
事務局代表アドレス
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